一般社団法人JELF(日本環境法律家連盟)は、2023年12月27日、熊森協会が呼びかけておられる【緊急署名】「クマを指定管理鳥獣にせず、人とクマが遭遇しない対策をお願いします」に、団体賛同し、署名しました。
提出された署名に関する詳しい情報や賛同団体一覧などは、こちらのHPからご確認ください。
→ Change.org 署名サイト:https://x.gd/TuOLU
→ 熊森協会 HP:https://kumamori.org/topics/kumamori-news/20231226.html
【緊急署名】クマを指定管理鳥獣にせず、人とクマが遭遇しない対策をお願いします
要望書:環境大臣 伊藤 信太郎 様 農林水産大臣 坂本 哲志 様
2023 年秋、北日本では観測史上初の夏の異常高温に見舞われ、山中は大凶作。秋に多数のクマが冬ごもり前の餌を求めて里や市街地にまで出て来ました。人身事故が過去最多、クマも次々と駆除され、捕殺数も過去最多となりました。
北海道と東北、新潟の知事らが、クマをさらに捕殺すべく、シカ・イノシシと同じ指定管理鳥獣に指定し、捕殺のための交付金を得ることを要望されています。しかし、クマは繁殖力が弱く、生息数もシカやイノシシとは桁違いに少なく、これ以上捕殺を進めると地域的絶滅の恐れがあります。秋田県では今年、生息推定数の50%以上のクマを捕殺しましたが、人身事故はなくなりませんでした。私たちの税金は、人とクマが遭遇しないための以下の対策に使ってください。
【要望内容】
1.鳥獣対策専門員を市町村に配置して、クマを寄せ付けない集落づくりを行ってください。
2.奥山水源の森保全のためにも、奥山広葉樹林を再生してクマが奥山に帰れるようにしてください。山の中にいるクマの駆除や、ハチミツ等の強力な誘引物を入れた罠で、クマを山から里におびき出して獲ることはやめてください。
3.クマをはじめ多様な生物の生息地である森林を、大量に伐採する再生可能エネルギー事業に規制をかけてください。
捕殺するだけでは人身事故はなくなりません。
集約締切:2024年1月末日
◆呼びかけ団体 一般財団法人 日本熊森協会