Mail Magazine for L.S. students issued by JELF
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■□■ ECO Tama ■□■ １４号 ２００８．４月～２００８．６月
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＊JELF は、法的手段によって環境保護運動を進める、全国約５００名 の弁護
士によって構成されている環境保護団体です。
ECO Tama=「エコ たま」とは、エコロジー・ロイヤーのたまごたちという
意味。環境問題に対する関心を共通項として集まった仲間の情報交流メルマ
ガです。 ECO Tamaは、ロースクール生の皆さんに有用な情報を提供するため
JELFから無料でお届けします。
＊ECO Tama は、３ヶ月ごとにお届けします。
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□■□ CONTENTS □■□
□ 「新司法試験 環境法論点表」ついに完成！
～環境法を選択し合格した弁護士らにより論点表が完成しました。
サンプルにアクセスし、使用申し込み（無料）
□ 沖縄ジュゴンNHPA訴訟 米連邦地裁判決下る！
□ JELF総会開催 小豆島
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□■□ 新司法試験 環境法論点表～サンプルへのアクセスと申込方法 □■□
JELFでは環境法選択のLS生の皆さんをサポートするため、、環境法を選択して
新司法試験に合格された名古屋E&J法律事務所の小島弁護士（新60期）を中心に
、修習生３名の方たちで、環境法の論点表を作成していただきました。
この論点表ですが、ECO Tama上でサンプル頁を公開し、論点表をほしい方には、
①連絡先を明記してもらって、②合格後には、この論点表を改良していく学習会に
協力してもらう。という、二つの条件で、PDFファイルの形にして配布（無料）
いたします。
▼申込フォーム（コピー・ペーストしてメールにてご請求下さい）
環境法論点表を申し込みます。
合格後には、論点表の改良に協力いたします。
（合格した場合は、JELFに連絡いたします。）
申込者名 （ ）
所属 （ ）
メールアドレス （ ）
▼申込フォーム送信先
jelf-osaka@green-justice.com
論点表は、本年度の司法試験に間に合うよう、早急にお送りする予定ですが、
申込者多数の場合は、多少時間がかかることをご了承下さい。
論点表の内容・送付についてのお問い合わせは、メールにてお願いします。
お問い合わせについても、迅速な対応が出来ない場合がある旨あらかじめ
ご了承下さい。
JELF会員のLS実務家教員のご協力を得、論点表の監修をしていただいておりま
すが、内容の正確性につきJELFが責任を負うものではない点ご了承ください。
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□■□ 沖縄ジュゴンNHPA訴訟 米連邦地裁判決下る！□■□
ECO Tama でも随時動きをお知らせしてきましたが、JELF会員も弁護団として
活躍している沖縄ジュゴンNHPA訴訟の地裁判決が下されました。
絶滅危惧種である沖縄ジュゴンの生息地に米軍普天間基地代替施設の建築が
計画されていることに対し、米国の国家史跡保存法（National Historic
Preservation Act) によるジュゴンの保護を求め2003年に提訴された
「沖縄ジュゴンＮＨＰＡ訴訟」の判決が、1月24日サンフランシスコ連邦地裁
で言い渡されました。
「2008年1月24日、米連邦裁判所サンフランシスコ地裁は、沖縄ジュゴン
v.s. ゲーツ（沖縄ジュゴンNHPA訴訟）の判決を下し、沖縄ジュゴンと沖縄の
人々に大勝利をもたらした。判決では、原告側の略式命令申立が認められ、
米国国防省（the Department of Defense; DOD）の反対略式命令申立が退け
られた。裁判官は、NHPA（米国国家史跡保存法 National Historic
Preservation Act）がDODの行為に完全に適用され、DODが法に基づく義務に
対し違反していることを認め、DODに対しNHPAで求められている
「配慮する(take into account)」という要件をどのようにして充足しようと
しているかについての陳述書を裁判所に提出するよう命じた。」
(アクセスはこちらから）
⇒http://www.jelf-justice.org/school/contents/ecotama14dugongvsdod.htm
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□■□ JELF総会開催 小豆島
JELF事務局 三石朱美□■□
４月５日～６日、満開の桜の中、ＪＥＬＦメンバーは香川県・小豆島総会の
ため、集合しました。
総会では、全国各地から集合した先生達が直面する最先端の課題を議論し、
これからのＪＥＬＦのお仕事についても前向きな課題を沢山頂きました。
・・・・よし、今年もがんばるぞ。
そして総会後は、地元の方と新内海（うちのみ）ダム建設を考える勉強会を
行いました。
この新内海ダム建設計画とは、今すでに小豆島にある農業＆飲料水利用をされ
ている小さな小さな内海ダムをつぶして、大きなダムに作り替えようというも
のです。計画ダムサイトのすぐ真下にも民家があり、小豆島の寒霞渓（かんか
けい）といううつくしい景観も、寒霞渓から海を眺める景色も阻害されてしま
います。今ですら日本で一番高い水準だというこの地域の水道代がもっと高く
なって、町の行政サービスも削られてしまい、と、きけばきくほど、ちょっと
それは・・・?と、疑問を抱かざるをえないような計画でした。
部屋は地元の方達でぎゅうぎゅうづめの状態になり、とても熱意あふれるやり
とりが行われました。
こんな小さな田舎で、行政の決定に反対する人たち。しかも、集まっている顔
触れをみたら、ほとんど全てがお年寄りです。小さな町で公共事業に反対する
なんて、きっと、反対運動をしながらも、不安で不安でしょうがないんだろう
と思います。ＪＥＬＦメンバーの方達からくりだされるアドバイスに「あ、
いいこときいた」と喜んでいる皆さんの背中を見てると切なくなってしまいま
した。
ところで、小豆島でのこの新ダム建設、反対運動の中心には、小豆島特産品の
お醤油屋さんや８９歳のジャンヌダルクさんがいらっしゃいます。お醤油屋さ
んは、ダム建設の影響で水質が悪化したらおいしい醤油が作れない。と、危機
感を持って地域のみなさんをあったかくあったかくまとめていらっしゃいまし
た。そして、ジャンヌダルクさんを中心に、町の人は、毎月、第一月曜日の午
後、高松市の香川県庁で座り込みをされています。参加者全員が「あの方たち
は宝物だ。彼女たちの力を無下にするなんて、誰にもできない」といたく感動
するほど、力強くて、素敵な方達でした。
そして、名古屋に帰った後、地元の方から「不安だった私達も元気になって、
またがんばろうと思いました」という、素敵なメッセージを頂きました。
ＪＥＬＦでは、今後もこの運動を応援していくことがしっかり確認されました。
視察の最後には、参加者みんなでロープウェーに乗り、寒霞渓から見える風景を
この島名産のオリーブを練り込んだソフトクリームをなめながら堪能し「これか
ら一緒にがんばろう」と決意を新たにしたのでした。
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