地球温暖化

<会員の活動報告>2017年11月、気候変動枠組条約COP23に参加しました。

2017年11月にドイツのボンで開催された国連気候変動枠組条約第23回締約国会議(COP23)に参加してきました。

COP21で採択されたパリ協定は、気候変動による深刻な影響を避けるため、世界の平均気温上昇を2度未満に抑えることを人類共通の目標とし、そのために、今世紀後半に人為的な温室効果ガスの排出を実質的にゼロとすることを求めています。ボン会議では、主にパリ協定実施のためのルールブックと各国の削減目標の引き上げのための仕組みづくりが議論されました。

COPの会場内は、吐く息が白くなる11月のドイツの寒さとは対照的に、世界各国から集まった人たちの熱気であふれ、目標達成に向かって勢いづく世界の流れを間近で感じることができました。

世界では、気候変動に関する訴訟も数多く行われており、この問題に対して私たち法律家が果たすべき役割は重大です。

地球規模の気候変動の影響と捉えざるを得ないような重大な事象や災害が世界中で頻発する中、文明の発展による恩恵を存分に享受してきた私たちの未来世代に対する責任として、今後も仲間たちと共に、活動を続けていきたいと思っています。

(文責:増本志帆 静岡県弁護士会)

 

気候変動枠組条約COP23 会議文書はこちら → http://unfccc.int/meetings/bonn_nov_2017/meeting/10084.php